電気関連企業の専門求人サイト
掲載日:2025年04月14日

現場は段取りが9割!ベテラン電気工事士の「俺流・段取り術」

電気工事の現場において、“できる職人”と“バタバタしてる人”の差は、ほとんど「段取り」にあると言っても過言じゃない。
今回は、ベテラン電気工事士たちに聞いた“俺流の段取り術”を、こっそり(?)ご紹介します!

【その1】“図面は現場入り前に1回、現場で3回読む”
段取り上手は、現場入りする前から勝負が始まっている。
・器具の数
・分電盤の容量
・ルート取りの障害物チェック
この辺りを事前に把握しておけば、朝イチで「えーっと…」と図面とにらめっこする時間が減る。

さらに現場では「天井裏」「壁の中」「施工後」の3段階で再チェック。
“図面通りじゃない前提”の目を持つのがプロの技。

【その2】「道具・材料は“あの順”に並べる」ルールを持て
自分だけの道具配置ルールがあると、作業中のロスが圧倒的に減る。
たとえば…

腰袋の中は:左にドライバー、右にペンチ、中央にVAストリッパー

配線材料は、太さ・色・順番に並べる or テープで色分けしておく

「あれどこだっけ?」と探してる時間は、5分でも×20回=100分。
“片手で取れる配置”ができれば、それだけで午後の疲れが半減する。

【その3】「材料は使う順で並べる or 箱にメモ」
特に新人と組むとき、ベテランがよくやるのがこのテク。

“1日目使う分だけ”を手前に出しておく

“優先”と“ストック”を箱で分ける

「この箱から順にやって」と指示メモを貼る

段取りが悪い人ほど、奥から材料を引っ張り出して現場がぐちゃぐちゃになる。
だから“誰が見てもわかる段取り”ができると、チーム全体の動きが良くなる。

【その4】「朝イチに“明日のこと”を意識しておく」
ベテランが口を揃えて言うのがこれ。
今日の作業がどんなに順調でも、**「明日は何をする?何が要る?」**を考えておく。

「明日は照明器具の取り付け→脚立と高所作業の段取り」

「雨の予報→屋外作業は前倒しできるか?」

この一歩先を読む力があると、監督からの信頼もアップ。

【その5】「結局、一番効く段取りは“朝の一服での会話”」
…結局、ここに落ち着きます(笑)

朝の缶コーヒー片手に、「今日は何からやる?」「アレ先に済ませるか」みたいなゆるい会話が、最高の段取りだったりする。
現場はコミュニケーション=段取り。信頼関係のあるチームだと、手も会話も自然と噛み合うようになるんです。

まとめ:「段取り力=現場力」

現場で求められるのは、“早さ”よりも“正確さ”と“安定感”。
そのためには、ただ作業ができるだけじゃなく、頭で段取りを組める力が問われます。

段取りがうまくいくと、現場の空気もピリつかないし、終わりも早い。
一人ひとりが自分なりの「段取り術」を持つことで、現場はもっとスムーズになりますよ!
ホーム お気に入り 会員登録